|
テラプレータの密林に謎の猿人ジュンマは実在した!』 2002年12月25日、唐突にその日は来た。 しかし、その日が来るのを誰もが待っていたのではないか? 忘たような顔をしなら、込み上げてくるようなワクワク感を待っていたのではないか? タイトルの枕にある「今夜復活!」というのは、別に番組の事だけを言っているのではない。 記憶の中の『川口浩探検隊』を辿ってみて欲しい。 番組の内容ではない。 あの日テレビに釘付けになっている貴方の背中に注がれていた、柔らかな視線を思い出さないか? 興奮する我が子の様子を幸せそうに見つめている両親の姿を思い出さないか? 部屋いっぱいに満ち溢れていた『愛』。 街に住む者は下水道を探検しようとして怒られたり、夜の廃工場に潜入して、おしっこチビったり。 田舎に住む者なら、それこそ探検隊顔負けの経験をした者もいるだろう。 遠く忘却の彼方に置き忘れた、未知への『ロマン』。 その興奮は寝ても冷めず、翌日の学校の話題は探検隊一色だったはずだ。 翌日から全国同時多発的に『バーゴン』というあだ名の先生が出現した事など、いかにも愉快だ。 「今夜復活!」とは、そういう『愛』や『ロマン』の復活なのだ。 俺が「探検隊復活」を知ったのは、番組の2週間ほど前だったと思う。 毎月買ってる月刊テレビ誌『TVtaro』の中に探検隊の文字を発見した時の興奮は今も忘れていない。 前隊長の死後、探検隊もどきの泡沫企画が何度も放送されていたのは知っている。 しかし、俺はその時、これこそ本物。 紛い物ではない、直系のリバイバル企画だと直感したのだ。 俺は愛とロマンのパスポートを両手でしっかりと受け取った。 今これを読んでいる君も受け取っている。 探検を指揮する隊長は武道全般に精通し、ど熱い魂を持った藤岡弘、氏。 視聴者の脳髄に直接燃料をブチ込んでくるナレーターはご存知、旧シリーズからのミスター探検隊、田中信夫氏。両名にとどまらず、キャスティングした人については、賛辞する言葉が浮かんで来ない程の神っぷりだ。 また、この番組に関わる制作会社、スタッフ、テレビ朝日、スポンサー等関係者の皆様には感謝の言葉もない。 ちなみに、個人的に、第一弾放送以来、カップ焼きそばは「ぺヤングソース焼きそば」しか食べていない。 初めて知った方はもちろん、俺と同じく、2002年12月25日にテレビの前で愛とロマンのパスポートを受け取り、探検隊と共に探検に旅立った素敵な野郎ども! 一緒に『ジュンマ編』を振り返ってみようじゃないか! 『ジュンマ編』放送より1年半以上経っているが、今更ながら『ジュンマ編』をテキスト化する事になった。 もともと探検隊応援サイトなのに、第1作目の『ジュンマ編』がないのは如何なものかと考えてはいた。 そこで、『鳥繭』1周年、何とか皆さんの応援により、俺のテンションが途切れる事なく続いている事を記念して今回UPする事になった。 『藤岡弘、探検シリーズ』も『川口浩探検シリーズ』と同様、科学情報番組的にも、漢のロマン的にも激しく興味深く仕上がっている。 なるべく軽くなるよう心がけたが、画像が多く、ページが重い事についてはどうか御容赦頂きたい。 さて、今回の探検の目的ははタイトルにもある通り、「アマゾン奥地」に「謎の猿人ジュンマ」を探す事である。 いわゆるUMAモノで、超文化人類学的テーマである。 以下、愛とロマンと感動に満ち溢れた1本の科学情報ドキュメンタリー番組を、管理人独自の判断で勝手ながら初見の人がテキスでも展開を追いやすいよう、分割。 ・渡辺隊員: ・坂本隊員: ・岩崎隊員: ・ノジリオ: ・ウェリントン(=ガイド): ・ 通訳: ・藤森隊員:
記念すべき第1弾は隊長の真剣による巻き藁演武から始まる。 いきなり田中氏の低い声で、「藤岡…弘、…」。 そして、10本ほど並んだ巻き藁が次々に叩き斬られてゆく。 時間にしてわずか30秒ほどだが、隊長のキャラ立てとして、これほどカッコ良く、雄弁なPVもないだろう。 隊長がどのような人物なのか、初見の人にも伝わったはずだ。 隊長が探検に旅立つ前に、伝説の男川口前隊長の墓前を訪ねるのだが、その墓が衝撃的だ。 『川口一族』である。俺はそれ程『墓』に詳しくないので何とも言えないのだが、『○○一族』と横書きにされた墓は初めて見た。 で、隊長は静かに探検の決意を語り、手を合わせる。 何と言っても、川口浩探検シリーズの紹介→♪Training Montage♪→藤岡弘、探検シリーズOPの流れが素晴らしい。 川口浩の文字が藤岡弘、にクルリと変わるシーンなどは最高だ。 思わず脳汁が出る。 その後、プシャップシャプシャプシャプシャプシャァッッッァァ!!!と恐るべき効果音が入る。 視聴者の血液は一気に沸騰し、更に田中氏の怒涛のナレーションに突入する。 もう、何つーかね、本当に凄いよ…。
探検隊はまず、アマゾン探索の基点、マナウスに行く。 そこからノバオリンダに向かおう、という訳だ。 ノバオリンダには、ジュンマが使っていたモノと思われる、「20kgの棍棒」がある。 その「20kgの棍棒」が発見された場所がテラプレータ地区。 で、そこに住んでいる人たちがトゥカンデーラ族だ。 そこで今回の探検のガイドはテラプレータ地区とトゥカンデーラ族に詳しいウェリントンを紹介してもらう。 藤森隊員レポートは「アマゾンに住む人はどんな食べ物を食べてるの?」という視点から、様々な食べ物を紹介。 恐らく、亀はともかく、アリ、蛇を食べたのは初めてだと思われる。 隊長日記は相変わらず素晴らしい。 探検最初の隊長日記は「食べ物を食べている場面」という決まりは『ジュンマ編』で作られたようだ。 ここでは、カレーらしきモノを食べていた。 ちなみに、『隊長日記』の時、岩崎隊員が頭をバリカンで刈られているシーンが映ってるのだが、この時の食事のご飯を炊きすぎてしまったかららしい。(←違ってたらすまん) 翌朝、ジャキーラ村に到着、探検隊は観光地ではないアマゾンに足を踏み入れる。
村人に「20kgの棍棒」を拾った場所を案内してもらう。 そこで隊長は木の窪みでジュンマが休んでいたのではないか、と目からウロコの考えを披露。 何者かを追跡する場合、目撃情報は新しければ新しい程良い。 つまり、村人が遭遇したのが6ヶ月前というのは、かなり厳しい数字だと言わざるを得ない。 ジュンマは飛行機に乗って高飛びはしないだろうが、6ヶ月もあれば、定住しない生物の場合、かなりの距離を移動していると考えられるからだ。 藤森隊員レポートは「ジュンマは猿?だとしたらアマゾンにはどんな猿がいるの?」という視点から、アマゾンに住む様々な猿を紹介。 ジャキーラ村からエンゴス村へ移動。 そこの生活を見せてもらう事になり、芋(キャッサバ)のでん粉を炒ったモノを食べさせてもらう。 香ばしくて美味しそうだ。 その後、ブラジルハリアリという凶悪なアリを使った成人式を見る。 成人式は基本的に大人になる為の通過儀礼なので、大抵厳しいハードルが用意されている。 どこの国の大人でも、子供に対しては「大人の世界は厳しいんだよ」と言いたいものだ。 厳しいとはいえ、世代間断絶のない、幸福な伝統と言える。 酔って大人に絡む成人式は日本ぐらいだろう。 村人から『アバカシ川』という重要なキーワードを聞き、さっそくそこへ向かう探検隊一行。 しかし、アマゾンのジャングルは想像以上の地獄であった。
藤森隊員レポートは「アマゾンにはどんな生き物がいるの?」という視点から、いろんな野生動物を紹介。 その中で、身体が黄金色に輝いているという伝説の怪魚ドラドという魚を釣り上げる。 ナマケモノや奇妙な昆虫など、アマゾン特有の動物に出会う探検隊であったが、最も出会いたくない野生動物に出会ってしまった。 『ジャガー』だ。 出会う時のシチュエーションが『バク』の時と酷似している。 しかし、これは大自然の仕掛けた罠だ。 先ほどの『バク』が伏線になっていて、それほど緊張しないでいたところに、突然、ジャングルの頂点『ジャガー』。 恐るべきはアマゾンのジャングル。 ちょっと油断すれば、人間を罠に陥れようとする。 現実に探検隊にも襲ってきた。 坂本隊員が大蛇の餌食になったのだ。 絞め殺される寸前で坂本隊員は救出された。 しかし、探検隊の責任を一身に背負っている隊長は、坂本隊員だけではなく、自分にも油断があった事を認める。 『危機センサー』という言葉を使い、隊員に気を引き締めるよう伝える…。 がその直後、渡辺隊員がタランチュラに襲われる。 アントニオ猪木氏いわく、「ピンチってのは1つの事じゃないんだよ。ダマになってやって来るんだ」と言っていたが、まさに危機が探検隊へダマになって襲ってきた!
激痛が走り、傷口から病原菌が入り込めば死に至る事もある危険なタランチュラを、案外冷静に払い落とす渡辺隊員。 ここは普段からの危機センサーが役に立ったと言うべきか。 それにしても、隊長が気づかなければ、渡辺隊員の命もなかったかもしれない…。 ジャングルとは本当におそろしい場所だ。 その日は眠りに付いたものの、翌朝、再び探検隊に聞きが迫る。 今度はサソリだ。危機また危機。 通常の危機センサーであれば、探検隊はすでに何度死んでいるか分からない。 やはり、探検隊とは選ばれた者のみが隊員になる事を許される最強の軍団である事を再認識させられる。 藤森隊員レポートは「アマゾンにはどんな危険な毒動物がいるの?」という視点から、ブタンタン毒動物研究所に保管されている、様々な毒動物を紹介。 探検に危険はつきものだ。 朝がたサソリの襲撃を受けた探検隊が、昼にはもう大自然の罠にはまっている。 探検隊に襲い掛かる恐怖に思いを馳せれば、今このテキストを書いている瞬間にすら、俺は震えが止まらない…。
「地面に飲み込まれてゆく」という表現が恐ろしい。 隊員の「シャレにならんぞ!」という言葉がまさに坂本隊員にふりかかったシャレにならない状況を物語っている。 やがて探検隊は数々の危機を乗り越え、トゥカンデーラ族の集落に到着。 毛皮を見せてもらったり、弓矢を試したり、ネズミの香ばしい肉をご馳走になったり、歓待を受ける。 更に、この村では『洞窟』という新たなキーワードを聞き出す。 滝登りのイベントもあり、息つくヒマもない。
洞窟で隊長が発見したのは魚の残骸。 川を泳いでいる魚がひとりでに洞窟にやってくる訳がないので、誰かが持ってきたモノであると分かる。 しかし、カメラを設置したものの、それはジャガーの仕業だという事が判明。ジュンマがジャガーと住処を同じくしているはずがないので、アテは外れた形となった。 藤森隊員レポートは「ジュンマの正体はホモサピエンス(旧人類)では?」という視点から、サンパウロ大学考古学資料館などを調査。 しかし、「20kgの棍棒」に似たようなモノはなかった。 探検隊は目撃情報の時系列から、ジュンマが(地図上で)上に上がって行ってると予測。 ここから先は初体験のウェリントンに代わり、GPSを頼りにする事に決定。 不穏な空気を察知した隊長の考えで、探検隊は手コギボートに乗り換える。 まさに隊長の第六感、危機センサーの鋭さ物語る展開だが、残念ながら今回は裏目。 探検隊はもう今回で何度目か分からない程の危機にまた直面する事になった。 しかし、田中氏:「何かがおかしい!この気配は…誰かに見られているッ!」というナレーションは衝撃的だ。
重大な危機を招いた渡辺隊員は隊長から一喝。 しかも、頼みのGPSまで失ってしまった。 仕方なく、今後は隊長の判断に従って先に進む事に。 今度は隊長が茂みで何かを見つけた。 ウェリントンが見た事のない男だ。 とすれば、先ほど渡辺隊員が見たのはこの男の事なのか? 何とか男の家族が住む家を探し当てた。 トゥカンデーラ族の一部であった。 しかし、彼らはなかなか探検隊を受け入れてくれない。
長い交渉の末、砂糖2袋で弓を置いてくれた。 その日はその家に泊めてもらい、翌朝、ジュンマの話を切り出す。 すると、何と彼らがジュンマを見たのは「3日前」だと言う。 探検隊のジュンマ捜索が一気に加速する。 センサーを使ってジュンマの動きを探る事になった。 果たしてジュンマはセンサーにかかるのか。 最終決戦が近づいた事で、隊長のも心の余裕が出来たのだろうか。 隊長日記では隊員の疲れを気遣う優しい一面も見せる。 結局北側に張ったセンサーは空振り。 そこで隊長判断で東側にセンサーを付け替えることに。 しかし、この判断が大成功。 センサーが反応し、探検隊に一気に緊張が走る。 隊長の「痕跡を探せぇい!」という小さな声がジャングルを「静かに」こだまする。 果たして、渡辺隊員がジュンマの足跡を発見。 探検隊がいろめき立つ。 その足跡は隊長の足よりも大きく、通常の3倍近い大きさであった。 何者の足跡かは不明だが、 トリモチとバナナを使った作戦に変更。 センサーは基本的に反応待ちだから、反応がないと、その間はヒマだ。 で、地味に体力を消耗してゆく隊長に、村人がガラナ汁を提供。 見た目に不気味な飲み物であったが、隊長は出されたガラナ汁を飲む。 精力UPどころか…恐ろしい事になりそうな予感…。 翌朝、センサーが反応。トリモチとバナナ両方が消えてる。 それはつまり、ジュンマが罠に掛かった事を意味する。 そこでトリモチとバナナは別々の周波数なので、二手に分かれて捜索する事に。 先に電波をキャッチしたのは、坂本隊(バナナ)の方であった。 少し遅れて隊長隊もキャッチ。 二手に分かれていた探検隊も合流。 謎の猿人ジュンマの背中はすぐそこだ! そして探検隊一行はいよいよ怒涛の最終局面。 猿人ジュンマを追い詰めるべく、人外魔境、アマゾンの極点へ。
合流した探検隊一行であったが、電波の様子がおかしい。 発信源が二手に分かれたのだ。 ここが勝負どころと見た隊長が、すぐさま二手に分かれるよう指示。 その後、坂本隊がバナナを発見。 どうやらジュンマは何かに気づいてバナナを手放した模様。 急いで坂本隊が隊長隊に合流。 移動しているジュンマを追い、ジャングルの道なき道を巨大ナイフで叩き斬りながら進む。 残り一つの発信機の電波も途絶えてしまった…。 万事休すである。 しかし、隊長判断でとりあえず先に進む事を決めた探検隊に、奇跡が起きる。 周囲を注視していた隊長が、川の向こう岸に見た!遂にジュンマの背中を捉えた!! あれこそ探検隊が追い求めていた謎の猿人ジュンマだ!!
興奮した隊員が、渡辺隊員→坂本隊員→岩崎隊員の順で次々に川に飛び込んでゆく。 気持ちは分かる。俺がその場にいたとしても、飛び込んだだろう。 しかし、感情で我を忘れる事は激しく危険だ。 隊長の指示で20分のロスとなったが、ボートを取りに帰り、再度追跡。 対岸には様々な物的証拠が残されていた。 足跡、屋根、亀の甲羅、手跡…、全てウェリントンの言葉通り、間違いなくジュンマのモノであろう。 探検隊はジュンマ存在の証拠を突き止めたのだ。 とするならば、次なる目標はジュンマ捕縛である。 ウェリントンはジュンマの事を未発見のインディオなどと、眠たい事を言っているが、そんな事はあり得ない。
謎の猿人ジュンマの姿の撮影に成功! しかし…。 隊長のラストの複雑な表情が全てを物語る。 確かに最初の目的通り、ジュンマの存在を確認した。 しかし、その姿をカメラに収めながら、万策尽き、アマゾンを後にする探検隊一行。 試合に勝ちながら、勝負に負けた感じか…。 いや、探検隊は学者ではない。 ジュンマの存在を映像、または数々の証拠と共に証明した。 あとは学者か研究者に任せたら良いのではないか。 そう考えれば、探検隊は探検隊の目的を全うし、やり遂げた。 だからこそ、エピローグの♪「Going The Distance」♪が探検隊の賛歌として耳に心地良いのではないか。 ジュンマを追い詰められなかった苦い思いよりも、むしろ爽やかな感動が押し寄せるのも、そのためではないか。 今このページを見ている我らは、探検隊から愛とロマンのパスポートを受け取った旅人だ。 ジュンマがアマゾンを彷徨う『最後の旅人』ならば、極東の島国に暮らす我らもまた旅人。 人類創生より連綿と遺伝子を受け継ぐ、壮大な旅の途中だ。 新生探検隊、藤岡弘、探検シリーズ。 放送終了直後、某巨大掲示板が大喝采の声で埋まる一方、「第1弾から飛ばしぎだろ」「次はあるの?」といった杞憂の声もあった。 しかしながら、2004年6月28日現在、このシリーズは第4弾を数え、第5弾の情報も公式サイト(→コチラ)の掲示板等でチラホラ出てきている。 次にはどこになるのか。 まだハッキリとは分からない。 だが、間違いなく第5弾はある。 そして第6弾も、第7弾も…。 何度でも探検隊は帰って来る。 我々が愛とロマンを求める旅人である限り…きっと…。 ※ファイルを提供して頂いた神、また掲示板等で完成を暖かく見守って頂いた方々、 |