某巨大掲示板に第4弾情報が寄せられたのは11月の初旬だったか。 以来、隊長はフジテレビの『ごきげんよう』に降臨し、また、12月10日にはテレビ朝日HP内に『藤岡弘、探検隊公式サイト』がオープン。 私も含む多くのファンにとって、前回の『クルピラ編』から3ヶ月、とても充実した時間だったのではないか。 思えば『藤岡弘、探検シリーズ』第一弾の『ジュンマ編』が放送されたのは2002年12月25日であった。 わずか1年前の事だ。 そういう意味ではまさに2003年は『藤岡弘、探検隊』が世界中を熱く駆け抜けた1年であった。
そして今回の第4弾『古代裸族編』。 この番組が2004年新春を飾る意味は、スタッフ、関係者、テレビ朝日編成など、2004年もまた『藤岡弘、探検隊』が世間を大いに沸せる為の、彼等の決意とは言えないだろうか。 このような素晴らしい番組を創りあげた制作会社、スタッフ、テレビ朝日、スポンサー等関係者の皆様には感謝の言葉もない。 本当にありがとうございました。
さて、前述の通り、科学情報ドキュメンタリー番組『藤岡弘、探検シリーズ』も今回で4作目である。 『ヅォン・ドゥー編』、『クルピラ編』同様、『古代裸族編』もテキスト化する事になった。 実は12月のあたまに個人的に新しいPCを買って、キャプチャ環境は揃ってる。 ただ、不法電波の影響か、アンテナが壊れているのか、俺の環境は10chと12chはノイズを拾ってしまう。 そこで、なるべく自分でキャプったのを使うが、神がUPしてくれたのも併せて使わせて頂く事をお許し頂きたい。 神に感謝ッ!
今回の探検はタイトルにもある通り、「エチオピア奥地」に「人類の原点」、もしくは「エジプト文明の源流」を探す事である。 今までの探検とは若干趣向が違っており、文化人類学的な要素がかなり強い。 同じ文化人類学的テーマであった『ジュンマ編』とも少しベクトルが違うようである。 つまり、UMAではないのだ。 しかし、我ら人類の未来を考えるなら、文明のルーツ、人類の原点を探る探検は意義深い。 新春に放送する意味もその辺りにありそうだ。
以下、ロマンと感動に満ち溢れた1本の科学情報ドキュメンタリー番組を、管理人独自の判断で初見の人がテキストでも展開を追いやすいよう、CM突入毎に分割、更に副題を付けた。 テーブル内の左上の数字は時間の目安である。 また、今回は隊長のいわゆる「隊長日記」の現物がカメラに収められるシーンがなかったので、「隊長日記」と「隊長独白」は区別せず、『隊長独白』で統一した。
-0:05〜 『予告1』
-0:03〜 『予告2』 田中氏:「エチオピア奥地3000キロ 幻の白ナイル源流地帯! 古代裸族に人類の原点を見た!!」 ![]()
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あっと言う間の出来事であった。 予告1では田中氏は予告CMの限界に挑むかのように、いきなり熱い言霊を凄まじい勢いで我々に叩きつける。 「危機センサーを研ぎすませ!」と言わんばかりだ。 更に予告2では隊長の「これが最後の探検になるかもしれない…」という、何とも不吉な言葉。 それ程までにアフリカの大地は手強い、という事なのだろうか。 隊長の身に恐るべき事態が待ち受けているという事なのか? それとも…?
約2分のCMを挟み、怒濤のOP、ついに本編に突入する。 しかも今回はただでさえ最強のOPに『川口浩探検シリーズ』までも絡めてきた。 その模様は以下↓。 田中氏のもはや神域に達したナレーションは全部抜き出した。
0:00〜 『新春 冒険スペシャル』 隊長:「私はアフリカの大地に立った。今回の探検はもう一度アフリカに行きたいと願いながら、その夢を実らせる事なく倒れた…、あの人の意志を継ぐものでもあった。その人の名は川口浩…」 ![]() 田中氏:「青い地球を駆け巡る探検隊。川口浩率いる初代探検隊は7年に渡って、世界中の秘境に分け入り、数々の謎に挑んだ!」 (以下、テキストは全て田中氏ナレーション) ■ブラジル『ブラジル秘境! 熱帯の大湿原パンタナル奥地に餓えた人食いピラニアは実在した!!』 「南米大陸パンタナル。その大湿地帯では網の目のように流れる川に、凶暴な肉食魚ピラニアが異常発生しているという。果たしてその実体はッ!」「調査開始早々!(川口隊長:「アイタ!イテテテテ!やられたぞ、おい!」)川口隊長がピラニアにやられた!骨だけを残し、ザックリと食いちぎられた指。ピラニアの恐ろしさを思い知らされた!」
「しかし、調査は続行!痛みに耐えながら、川口隊長はピラニアに挑み続けた!現地住民を脅かす魔の肉食魚。川面を覆い尽くさんばかりのピラニアの群れは、大自然の脅威をまざまざと見せつけた!」 ■トルコ『巨大怪奇地底都市!! 美少女ミイラ発見! トルコ秘境に幻の黄金宮殿を追え!!』 「東西文明の交差点トルコ。奇岩地帯カッパドキアにはその地下数十メートルの深さに2万人ものキリスト教徒が隠れ住む地下都市が築かれた。探検隊は地下に潜り、巨大な地下都市の迷路に挑んだ!」
「至る所に行く手を阻む石の扉。その向こうに一体何があるのか!地下通路の封印を解きながら突き進む探検隊。カッパドキアの地下を這う巨大迷路。その闇に封印された宮殿の謎に迫った!」 ■インドネシア『恐怖の人食いトラ!! スマトラ奥地密林に血に餓えた牙を追え!!』 「インドネシア、スマトラ島!そこには恐るべき猛獣が密林に身を潜めていた。スマトラタイガーである。しかもそのトラは次々と村びとを襲い、村を壊滅させた人食いドラだという!」
「一度人を襲うようになったトラは麻酔銃で捕獲し、保護する必要がある。探検隊は人食いドラの捕獲作戦にに同行。密林に君臨するスマトラタイガーの生態を追った!」 ■アイスランド『氷の国アイスランド 地底大洞窟に恐怖のマグマ地獄を見た!!』 「北極の真下にある雪と氷の島アイスランド。探検隊は北米大陸とユーラシア大陸、2つのプレートが交差し、今尚動き続けるギャオ、大地の割れ目に挑んだ!ギャオに一歩踏込むと激しい地球の息遣いが聞こえてきた。至る所から吹き出すガス!揺れ動く大地。凄まじい地球の営みに、探検隊はただ圧倒されるばかりであった!」
「大地の割れ目に見た、地球創世の瞬間!今まさに目の前で展開されているのは46年前から変わる事なく地球そのものを形作ってきた火山活動。地球は生きていた!」 ■オーストラリア『脅威の人食いワニ! ブラックポロサスを追え!!』 「南半球オーストラリア大陸。探検隊は熱帯の密林地帯が人食いワニの巣窟と化しているという情報を入手した。血に餓えたワニはドコに潜んでいるのか。死と背中合わせのワニ狩り。誤って舟から転落すれば命の保証はない!」
「迫り来る恐怖!自然保護官とワニとの壮絶な戦いが幕を切った。凶暴な人食いワニは人間に危害を加えない場所に速やかに移さなければならない!凶暴なワニと戦う自然保護官の勇気に心打たれた探検であった!」 ■ケニア『密林の王者 ターザンは実在した!!』 「更に探検隊はアフリカ大陸にも足跡を記した。目的はケニアのサバンナ地帯に実在するという、動物と共に暮らすターザンを探し出す事にあった。この広大なサバンナの、ドコにターザンはいるのか。捜索は難航を極めた」 「(川口隊長:「のののー、ダメだ。しょうがないな、歩こうか」)人間の生み出した文明の利器はアフリカの圧倒的な自然の前では、まるで歯が立たなかった。そこはまさに自然の掟が支配する野性の王国であった。しかし、その王国を踏みにじる者達がいた。動物の命を狙う、密猟者達である。そのような心無い人間達から動物達を守っているのがターザンであった」
「過酷な熱さと猛獣の危険に曝されながら、探検隊は歩き続けた。(隊員:「川口さん!あそこ何か動いているような感じです!」)探検隊はついに現代のターザンに出会った。彼こそが野性の王国を守り続ける伝説の男。それを証明するのは彼に寄り添うライオンの存在であった。人間と野性のライオンが心で結ばれ、互いにコミュニケーションを取りながら生きている現実を、探検隊は目の当たりにした」
「しかし、ターザンの毎日は決して平穏な日ばかりではなかった。この2頭の象はどうやら群れから外れたらしい。(川口隊長:「こういうね、象やなんか迷ってるヤツをね、保護してやるのも彼の仕事なんですよ」)このような象は密猟者から狙われ易い。その為、一刻も早く元の群れに戻さなければならないという。他にも彼は傷付いたり、親が密猟者に殺されたりした動物を育てていた。ココである程度の大きさになるまで面倒を見て、自然の中で生きて行くだけの力を与えた後に、野性に返すのだと言う。彼はこのサバンナで生きる野生動物にとって、欠けがえのない存在になっていた」
「一日に何度か、彼は見晴しの良い岩の上に立って、雄叫びを上げる。広大な大地に響き渡るターザンの声。サバンナ中の動物に呼び掛けているのだという。動物達はその声に耳を傾け、行動を開始する。アフリカの大地、野性の王国に、動物達の平和を守る現代のターザンは確かに実在した!」 「彼ははるか昔から動物達と共に暮らしてきたマサイ族とも親しかった。彼の案内で探検隊もマサイ族と触れ合う機会を得た。今まで文明を拒絶し、独自の伝統を守り続ける部族と数多く接触してきた探検隊ではあったが、アフリカで初めて目にする彼等の生活習慣は驚きの連続であった。ターザンの口添えで長老は心良く探検隊を迎えてくれた。そして、マサイ族ならではの歌や踊り、彼等の心からのもてなしに、誰もが胸を熱くした」 ![]() しかし、その夢を果たす事なく17年前、帰らぬ人となった!!」 ![]()
※某巨大掲示板にUPしてくれた>>837隊員、感謝ッ!
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恐るべき12分のオープニングであった。 ただ見ているだけで自らの体力を消耗するのを感じる。 前回のレポートで、私は「現在存在する番組の中で最強のOP」と表現したが、今回のOPは「日本テレビ史上最強のOP」だと断言できる。 これ以上のOPは存在しない。 伝説の『川口浩探検シリーズ』から、今まさに生ける伝説と化しつつある『藤岡弘、探検シリーズ』へと続く魂の系譜。 多くの視聴者が伝説を目の当たりにしている事を実感した事と思う。
0:14〜
藤森隊員:「今回、探検隊が行くエチオピア南部は熱病やマラリアが多いと聞きましたが…」 ![]() ※出発のテーマ曲もちろん『S.W.A.T』mp3の置いてある海外サイトはコチラ。
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今回の探検の目的が、隊長の一発目の言葉に集約されている。「古来、エジプトとこのエチオピアとは大変密接な関係があったと聞いているんですが〜」とある。 つまり、アルーラ教授の説を立証する為の探検だ。 文化人類学的なフィールドワークの側面がかなり強い。
例えば、日本でも都会では失われた江戸時代の習慣が、田舎に行くと祭りや習俗の中に残っていたりする。 この探検の場合も同じで、かつて栄えたエジプト文明(当時の都会)は遠い時間の中で失われてしまったが、田舎を探せば、当時の習慣が現地の習俗の中に残っているのでは?という事である。 残っている可能性の高い土地、それがオモ川流域、『オモエリア』だ。
今回探検隊が目指すのは「『今』に残る『過去』」である。 新たなる歴史の発見へ向け、出発の号令がかかる。
0:22〜 『鎧武者』 隊長:「オーバーゼア、バッファーロー!バッファロー。イエス。近付いてみよう!」
0:27〜 『アルバミンチ』 0:28〜 『キャンプ初日』 (→川が見えたので、隊長を追い抜き、川へと走る渡辺隊員と大和隊員) ![]() 隊長:「ワニだッ!」 隊長:「気をつけろ。うわぁ…、これはちょっと大変だな。よし、気を付けて水を汲もう。な!」
田中氏:「水辺に何頭ものワニが浮かんでいた。隊員は彼等の注意をなるべくこちらに向けないよう、用心深く水を汲んだ。一見、穏やかで平和に見える水辺でも、いつ野性が牙を剥くとも限らない」 彼等は明日カバの見られる場所を案内してくれるという)
0:30〜 『手こきボート』 大和隊員:「タリク、ボートはどれで行くんですか?」 タリク:「これがボートだよ」 大和隊員:「坂本さん!ワニいますよ!ワニ」
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エチオピア南部のアルバミンチを目指す一行。 野生動物達が探検隊一行を祝福するように出迎えてくれた。 和む隊員達の姿に、視聴者もほっこりとした気分になる。
キャンプ初日、いきなり隊長の危機センサーが発動する。 隊長が見つけたのはワニであった。 渡辺隊員と大和隊員も危機センサー全開で細心の注意を払い、そろりそろりと水を汲む。 2人とも明らかに逞しく成長している。 危機センサーとはあくまでも危機を回避する為のセンサーであり、危機を招かない事が重要なのである。 それこそが、隊長が口を酸っぱくして言い続けている、生き残る為の術だ。
0:34〜 『ナイルワニとカバ』 0:36〜 『熱砂』 隊長:「これがねぇ…。これ、恐らく雨期になると、わ〜っとまた水でいっぱいになるんだろうけど、乾期だから今はねぇ。(地面の砂をすくいながら)うわぁ、熱い熱い。これ、熱砂!うわぁ、熱いねぇ…。カラカラ、乾期でねぇ。しかしこの、大地の恵みだけでね、生きている部族がいる。
0:43〜 『ペン』 (→道ばたで踊っているドルゼ族の少女達の集団。車を降りて、彼女達の陽気な踊りを楽しんだ後、戻ろうとすると怒り出す少女達。金を要求している様子) 隊長:「こうやってお金を貰って、それを自分の勉強の何かに使いたいというね…。お金よりもさ、ペンか何かないか?お前達ペン持っていないか?ペンをさ、こういうのをあげると喜ぶんじゃないか?」 田中氏:「ペンで機嫌を直してくれた少女達。我々は予定を変更し、彼女達の村を訪ねてみる事にした」
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大和隊員の危機センサーが4mのナイルワニを発見した。 つまり、ボートが転覆する前に発見したのだ。 また、本当に危険であるとされるカバへの接近遭遇もなかった。 これこそが、今回、隊員達の危機センサーが逞しく成長した証である。 しかし、そんな成長した彼等に対し、一抹の寂しさを感じたのは私だけだろうか。 それは大人になってしまった子供を見る時の親のような、複雑な気分である。
踊りを見せて、金を要求する少女達の攻撃は、隊長の機転で逃れる事が出来た。 偶然出会った少女達であったが、その後、探検隊は彼女達ドルゼ族の村で、重要な発見をする事になる。
0:46〜 『ドルゼ族ハイゾ村』 田中氏:「我々は早速、衛星モデムを使ってインターネットを繋ぎ、古代エジプトの葬儀や、人々の死生観について調べてみた。そこには驚く程一致するものがあった!」 ※この時、探検隊が見ていたサイトはコチラ。 ハイゾ村村長:「死は新しい世界へ旅立つ事です。だから哀しい事ではなく、喜びなのです。その為、村びと皆で賑やかに送り出してやるのです」 (→皆が村の建物の中の一つに入って行く。セレモニーを見せてくれるという)
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衛星モデムが登場。 使用していたのは、田辺隊員だ。 もちろん、文明の利器に頼り過ぎるのは危険だが、便利な事も確かだ。 適所で利用するなら、探検隊にとって強力な武器になるだろう。
ちなみに、探検隊が見ていたサイトだが、一体誰が見つけてきたのだろうか(笑。 画面に一瞬映ったTOPページのタイトルをgoogleで検索したのだろうか。 某巨大掲示板での実況中に貼られていたURLだが、見つけた実況隊員のセンサーも特筆に値する。 それとも、その分野では有名なサイトなのだろうか。 リアル隊員の可能性も捨てきれない訳ではないが…。
0:52〜 『コーヒーセレモニー』 何故かただ1人、視線が中空を漂う坂本隊員)
田中氏:「コーヒーのルーツはエチオピアにあるという…。エチオピアのカファ州からアラビアに伝わり、世界に広まったのだと、彼等は言う」 (→コーヒーを待っている間、お香で更に香りを振る舞う) (→コーヒーを愉しむ隊員一同) 隊長:「坂本、いつもの、あれ日本茶を出してくれ」
隊長:「お前…、考えて入れろよ…(笑)」 (→贈り物としてコーヒーを挽く臼と杵をもらって、ドルゼ族の村を後にする。一路コンソ族の村へ)
1:03〜 『コミュニケーション』 (→もろこし畑で鳥から作物を守る村びとを発見) 1:05〜 『コンソ族カモレ村』 ▼隊長チーム 田中氏:「更に抗争の歴史を 今に伝えるものがあった」 ![]() 隊長:「・・・・」 隊長:「…やっぱり、こう、生きるっていうのは、厳しいものなんだねぇ。生きるっていうのはねぇ」 ▼渡辺隊員チーム
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コーヒーセレモニーを楽しむ探検隊一行。 実は、今回の探検は隊員の「キャラ立ち」というか、隊員達にもスポットが当っている。 今回の準主役とも言える大和隊員はもちろんだが、例えば前述のインターネット調査関連での田辺隊員、このコーヒーセレモニーでは坂本隊員だ。 茶を出し過ぎて場を和ませる。 また、中空の何かを追うような場面では、もしかすると人間の肉眼では追えないとされる、スカイ(ry 。 気になった私はスローモーションで確認してみたのだが、なる程、黒い豆粒程のスカイ(ry 。 ちなみに、この後も、坂本隊員は良いポジションで何度も登場する。
1:12〜 『コンソ族の習俗調査』 田中氏:「石で挽いた麦を団子にして、大きな鍋でグツグツと煮込む。これを取り出し、ケアシュータ(ホップ)を加え、錬り込む。そして発酵させるだけのシンプルな製法である。村人達の日常にこのビールは欠かせない。彼等はまだ日の高いうちから飲みはじめる」 ▼渡辺隊員チーム 田中氏:「パンに似ている!だとすれば、古代エジプト文明から伝わり、現在まで受け継がれてきた可能性があるッ!」 (→その夜、隊長が中心となり、これまで隊員が集めた情報をインターネットを使い、分析) 1:16〜 『川渡り』 田中氏:「しかし、無事に渡り切ったと思った瞬間、深みにハマったッ!全く身動きが取れない。スタッフ、そして近くにいた村びとにも協力を仰ぎ、総出で動かそうとするが、タイヤは空回りするばかり。一向にラチが空かない。車を少しでも軽くする為、積んでいた荷物を全部降ろす。そして、ワイヤーを使い、引き戻す手段を取る事にした。もしも車を失ってしまったら、この先の探検を諦めなくてはならない。全員が祈るような気持ちで力を込めた。一時間半にも及ぶ格闘の末、ついに車が動いたッ!全員が歓喜の声を上げた!」 1:19〜 『ジンカ』
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今回、渡辺隊員の活躍が比較的少なったように感じたのは私だけだろうか。 坂本隊員の「パンだね、これ」という言葉に対し、「パンですね、これ」と何とも味気ない切り返し。 『ジュンマ編』の時から活躍している渡辺隊員の肩には、見えない重圧がのしかかっているのかもしれない。 もう少し肩の力を抜いても良いのではないか。
1:22〜 『2ブル』 田中氏:「何と、彼等は金を要求していたのだ。1人写す毎に2ブル、日本円にして、およそ30円。仕方なく写真を撮った相手に金を渡す。しかし、関係のない者まで手を出してくる。全く収拾がつかない。我々は足早にその場から立ち去った」 タリク:「ここからは遠いが、やはりオモ川沿いに暮らす部族に会いに行こう」
1:28〜 『ツエツエバエ』 田中氏:「あまりの暑さに耐えかねて、運転手が窓を開けて運転していた為、車内にツエツエバエが侵入してきたのだ。ツエツエバエに刺されると激しい痛みを伴う。しかも、病原菌を持っている事が少なくない。感染すると強烈な眠気に襲われ、もしも眠ってしまえば、二度と意識が戻らず、最悪の場合、死に至る!まさに恐怖の吸血昆虫であるッ!」
(→吸血バエ騒動から一転、野生動物に和む隊長)
田中氏:「燃え上がる炎は我々の熱い魂を象徴していた。日を負うごとに隊員達の絆が深まって行く。全員が同じものを口にし、疲れた身体に再び活力を生み出す。アフリカの大地が忘れていた生きる喜びを思い出させてくれる」 1:31〜 『アルボレ族ゴンドロバ村』 タリク:「この辺りは地面の近くにマラリア蚊が多い。だから、こうして高い所(モスキートベッド)で寝るようにするんだ」 何も見つからなかった」 隊長:「だんだんこう、原点と言うか古の、そのまんま伝わってきているような、そういうモノに触れて行くんだろうな、と思うと、何かゾクゾクしてくるねぇ。こういう所で生きられるという事は信じられないなぁ…」 1:34〜 『スルマ族ケアイ村』
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毎回素晴らしい隊長の独白だが、自然派の詩人らしい雄大なものだ。 人の強さとは、意志を貫く強さだ。 目的に向かって邁進する事こそ、人の強さだ。 何だか、その辺をむやみに走りたい気分になって来た。
ツエツエバエはトリパノソーマ原虫を媒介する恐ろしいハエだ。 トリパノソーマ症とは一般に眠り病(ナルコレプシーとは別)と呼ばれ、人に感染すると、田中氏のナレーション通り死に至る事もある。 対処療法はあるが、ワクチンはない。 アフリカでは家畜への被害が深刻で、食料問題と直結している。
1:37〜 『生き血一気飲み』 田中氏:「スルマ族の男は皆体格が良い。しかも、普段から肉体を鍛えあげてている。それには大きな理由があった」 隊長:「(男が持っている棒を指して)これはどういう風に使うのかな?」 田中氏:「隊長の侍魂にも火が点いた。武道を極めた者として、そこに通ずるものを感じた」 ![]() 田中氏:「と、そんな中、隊員の白鳥が倒れた。一体どうしたというのか」
隊長:「ちょっと、さっきよりも遥かに高いな…」 (→明くる朝、男達の動きがにわかに慌ただしい。スティックファイトの日が近付いているようだ) (→牛の咽の辺りの皮を引っ張り、そこへ弓矢で穴を開ける村の若者) 田中氏:「そして遂にスティックファイトの日がやってきた。2つの村がそれぞれの威信を賭けて、幾人かの戦士を送りだす。勝った者には輝かしき栄光が約束され、好きな女をめとる事が出来る。しかし、もし負ければ屈辱的な日々が待つのみ。取り囲んだ人々の熱気が頂点に達したその時、戦いの火ぶたは切って落されたッ!!戦士のプライドを賭け、両者は一歩も譲らず激突する!」
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見事な槍術の技を披露する隊長。 武道全般に精通した隊長ならではの演舞だ。 あっ気に取られたような村びと達の視線に対し、武道などまるで志した事もない私が、何故か誇らしい気分になったのはここだけの話だ(笑。
白鳥隊員がマラリアによってダウン。 例え危機センサーが逞しくなった彼等とはいえ、体力的に衰えている時に蚊の攻撃を愛ければ発症するという事だろう。 アフリカとは何と過酷で恐ろしい大地かと、テレビ越しにではあるが実感する。
1:46〜 『スティックファイト』
田中氏:「相手が降参を示したにも関わらず、興奮状態にある為、攻め続ける。それを見た村びとが奇声を上げながら、一斉に止めに入る。命を救われる。戦士にとって、これ程屈辱的な事はない。プライドがズタズタに引き裂かれた。対照的にこの日最も強さを発揮した戦士は、村びと全員から称賛を浴びた。これから圧倒的な力をもって村に君臨する事が許される」 (→マラリアにかかっていた白鳥隊員も復調)
1:55〜 『カロ族コリチョ村』 隊長:「OK。じゃここから全員リュックを担いで歩きだ。おい、用意ッ!」 田中氏:「我々は近代文明の中でしか通用しない常識を捨て去り、眠っていた本能を呼び覚ます。そして前進を続けた!」 (→やがてゆるやかな丘に差しかかり、カロ族のコリチョ村に到着)
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スティックファイトに対し、思わず眉をひそめる隊長。 確かに、体系的な技などはなさそうで、マチズモのみを競う奇習のようだ。 (どこかの漫画ではないが)武道が弱者が強者に対抗する為の体系だとすれば、この奇習は生物そのものとしての強さを競うモノなのかもしれない。
どちらが価値あるものかは社会背景にもよるので、一概には言えない。 なぜなら、彼等の中にはスティックファイトの勝者以上の強者は存在しないからだ。 どんな武道の達人でもチンピラの撃った拳銃で死んでしまう可能性のある社会と、棒の叩き合いで全てが完結する社会、どちらが種として健全かは意見が別れる所だ。 それが隊長にも分かっているから、敢えて多くは語らなかったのだろう。
1:59〜 『カロ族習俗調査』 田中氏:「これは古代エジプト文明で枕とされていた物と極めて良く似ている」 (→坂本隊員と大和隊員が村の神聖な場所へ立ち入ろうとした為、村びとに不信感を与えてしまった) 隊長:「とにかくやるだけやってみよう。ね。これ俺達に非があるんでねぇ、やっぱり。誠意をもってやるしかないよ」 (→持っていたネットを坂本隊員と大和隊員が徹夜で投網に改造、翌朝仕掛ける)
(→仕掛けを半日放置後、数人の村びとを連れて川へ) 田中氏:「隊員達の努力により、わだかまりは解けた。そしてその日の午後、村びとは一斉にボディペインティングを始めた。何かイベントが始まるようだ」 (→ピョンピョン飛び跳ねるダンスの輪に、隊員達も加わる) (→翌朝、村のハンターが狩りに出かける。獲物はダチョウ)
隊長:「狩りは大変だ、って事だよ。それだけやっぱりさ、獲物を獲るっていう事はね、生か死かだから。獲る方もさ、獲らなければ餓えていくし、逃げる方も逃げなきゃ死んでしまうしさ。殺るか殺られるかっていう、そういう過酷なこの、自然の中で生き残るっていう事は、まさしくサバイバルなんだよ」 (→村びとの住居を調査するも、エジプトと関係のありそうなものは何も見つからなかった)
田中氏:「夜明け前、我々は出発の準備を急いだ。その時だったッ!隊長が坂本の肩にいたサソリを発見。すかさず殺して事無きを得た。 ![]() 隊長:「ゔッッ!!」 田中氏:「何と闇にまぎれていたもう一匹のサソリに、隊長が不意を突かれたッ!」
大和隊員:「じゃ、出発しよう!」 他隊員:「ウイ!」 田中氏:「隊長の傍らには2名の隊員が付き添いとして残された。しかし、隊長の容態は思わしくない…。だが、隊長は必ずや立ち直り、後から合流するに違い無い!そう、誰もが信じて前進したッ!」
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隊員の不注意から村びとを怒らせてしまった。 今回の探検では、隊員の別の危機センサーが試されているのではないか。 確かにボートから落ちたり、橋から落ちたり、底なし沼にハマったり…などはない。 だが、踊りの見物料を要求されたり、リッププレートの撮影代を要求されたり、また、今回は部族のタブーに触れてしまったり…。 これもある意味、立派な危機センサーの踏み絵ではないのか。
危機は何も自然や野生にだけ存在しているのではない。 対人の場合もまた危機センサーは重要である。 だからこそ、隊長は隊員が起こしたトラブルは、「自分達の力で解決して欲しい」と考えたのではないのか。 そう考えれば、今回の探検は本当に意義深い。
隊長は坂本隊員の肩にサソリを発見する。 もちろん、そのサソリは隊長の持つ巨大ナイフで真っ二つにされるのだが、その時右ヒザを地面についたのがマズかった。 サソリは一匹ではなかったのだ。 しかし、被害を最小限に抑える為、すぐに自ら毒を吸い出す。「大切なのは慌てない事」を見事に実践する隊長。 「慌てない事」が生死を分かつ瞬間があるのだ。
それにしても、「危機センサーをリセット」とはどういう意味だろうか。 隊員の為だったとはいえ、油断があったのも事実。 だからこそ、自分の危機センサーを一度否定して、そこから再度、危機センサーを鍛え直そうという事ではないか。 危機センサーとは元々、もろく壊れやすい砂の器のようなもので、しかし、絶えず作り続ける事。 その行為こそが、危機センサーなのではないか。 そんな気がしてならない。
2:22〜 『ハマール族』 (→村長に村に入る許可を得る)
田中氏:「果たして牛飛びの儀式はいつ行われるのか。村の長老に聞いてみた」 (→ハマール族の習俗調査。隊員は薪拾いや水汲みを手伝う事になった)
(→狩りに出ていた牛飛びの儀式に挑戦する若者が帰ってきた) 田中氏:「牛飛びの日が来た。朝から盛り上がっているのは女性達。ラッパを吹き鳴らし、歌を歌い、気持ちを高めている」 (→古代エジプト文明では、神官が上が鍵状になり、下が二またになった杖を持つ壁画が数多く描かれているが、その用途は諸説あり、解明はされていない) (→牛飛びの儀式をする大和隊員も髪を赤く染めてもらう)
田中氏:「女性が男性を1人連れて来た。一体何が起きるのか?男性が女性の身体にムチを打つ!しかも、女性の方が自ら打たれようとしている!」 ![]() 隊長:「・・・これは愛情の表現なんだね」 田中氏:「牛飛びをするウクリ(=ジャンパー)は一糸まとわぬ姿でなければならない。大和も村びとが見守るその中で素っ裸になった。ウクリが唯一身につけるもの、それが女性の身体を打ったムチの皮である」
田中氏:「そしていよいよ、その時がやって来た!」 田中氏:「いよいよ大和の番がまわってきた。改めて牛を並べ直す。果たして大和は自らの身体を傷つけてまで応援する女達の気持ちに答えられるのか。決して失敗は許されない」
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大和隊員が飛ぶ前に、何故か牛が並べ直される。 手前の牛が若干小さく見えるのも、牛の数が減ったように見えるのも、カメラのレンズによる『錯覚』だろう。 撮影技術の進歩は、時に視聴者を『錯覚』という視覚の迷宮に迷い込ませる事がある。 大和隊員の名誉の為にも断言するが、仮に、百歩譲って手前の牛が小さかったとしても、それはそれで危険である。 なぜなら、小さな牛は大和隊員の体重を支えられないかも知れないからだ。 絶対に落ちてはダメ、という極めてハードな挑戦である事には変わりない。
復活した隊長も一行に合流し、長かったエチオピア3000kmの旅もついに佳境へ。
2:43〜 『牛飛び』
(→牛飛び儀式挑戦成功) ![]() 隊長:「良くやったッ!!」 田中氏:「大和は決して失敗は許されないという重圧をはね除けた。見事牛飛びをやり抜いた。村びと達も遠い国からやってきた1人の若者の勇気を心から称え、その成功を祝福した。ハマール族に伝わる牛飛びの儀式はこうして幕を閉じた!」 田中氏:「文明発祥の地エジプト。それを受け継いだ文化がエチオピア南部に存在した。一ヶ月もの間、アフリカの過酷な大地を駆け巡りながら、人類の原点を追い求めた探検は数多くの発見と成果を得て、ここに終止符を打とうとしていた…!」 ※以下「隊長独白」及び「エピローグ」テキストは是非、コチラを聞きながら…。
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大和隊員はやり遂げた。 遠くエジプト文明の時代より、部族達の間で連綿と伝えられて来た「牛飛び」の儀式。 今、探検隊とエジプト文明が5000年の時空を超えて、魂の邂逅を果たす。 本やインターネットで情報を得るだけでは決して得られない、体験する事によってのみ、理解できる5000年の歴史…。
今回の探検は、「人類の原点」、「エジプト文明の源流」、その痕跡を探す旅であった。 しかし、探検隊が本当に教えられたのは、個々の痕跡の数々ではない。 そこに人が生きているという事。 どんな過酷な環境にも適応し、伝統を受け継ぎ、逞しく生き続けている人々がいるという事。 そしてその人々とルーツを同じくする血が我々にも流れているという事。 その事に感動したのだ。
感動で隊長の目が潤んでいるように見えたのは私の思い過ごしではないだろう。

しかし、そんな余韻に浸っている余裕はない。すでに怒濤のEpilogue、奇跡の楽曲『♪Going the Distance』に突入している。 長かったこのページも残りあとわずか。 神域に達した大団円のナレーションは以下↓。
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こうして、エチオピア南部に人類の原点を探す旅は終った。 エジプト文明の源流を探す旅は、人類の原点を探す旅でもあった。 今に残る数々の痕跡を発見しつつ、感動を与ええてくれた探検隊を心から祝福したい。
変態度が以前の3作に比べて、足りないのではないか、という向きもあるだろう。 それは事実だ。 ただ、新年1発目、これはこれで良かったのではないか。 確かに冒頭の「これが最後の探検になるかもしれない…」という隊長の言葉には不吉な予感を禁じ得ないが、それはそれ。 今回の探検は『水曜スペシャル 藤岡弘、探検シリーズ』とは一線を画す、『新春 冒険スペシャル 藤岡弘、探検隊シリーズ』である。 だとすれば、今回のような逆の意味でのわんぱくも新たなる可能性として考えられなくもない。
実際、隊員達の顔と名前が一致するようになったのは大きな収穫だ。 その意味でも大きな意義があった。 しかし、危機センサーが鍛えられ過ぎてしまった印象は否めない。 そういう意味では隊長の「危機センサーをリセット」という言葉はある種の危機感と受け取れなくもない。 次なる探検では危機センサーをリセットした、わんぱくな探検を願っている。
テレビ局的には、数字やスポンサーなどいろいろと事情もあるだろう。 しかし、第5弾は必ずあると断言する。 なぜなら、テレビ番組は視聴者を楽しませる為のモノである。 『探検シリーズ』が連綿とテレビの世界で生き続けている、いわば日本テレビ文明の源流であるならば、これからもまた視聴者を楽しませる為に生き続けると確信するからだ。 『藤岡弘、探検シリーズ』はきっと次の探検にも出発するだろう。
※ファイルを提供して頂いた神、また、掲示板等で完成を暖かく見守って頂いた方々、
本当にありがとうございました。